私のような専門家でもない輩が、新型コロナウイルスについて「私見」などと銘打つのもどうかと思いますが、今回は非常に多くの勉強をさせていただき、多くの方の意見を読み聞かせていただいたので、そのうえでの考えをここでまとめてみることにしました。
相手はウイルスなんだということの認識
今回すべてのワイドショー番組は、ウイルスとはなんぞやというところから はじめてもらいたかったですね。
ウイルスや細菌は、人間よりもはるか昔からこの地球上で生き抜いてきている生物(ウイルスを生物と仮定して)です。
こんな生物と戦って勝つこと、封じ込めることは難しく、だからこそ人間は彼らに負けないように、共生していくことを研究し続けなければいけないのです。
強調します。
ウイルスや細菌との戦いは日常的に体の中で繰り返されています。
これらと一線を引いて生きていくことは不可能だということを、改めて認識してください。
人間は知性を持って生きています。
そして、繰り返されてきた歴史を学習してきています。
それらを踏まえ、正しい知識を持てば、混乱すべきかどうかは判断できるはずです。
新型コロナウイルスについて
今回のコロナウイルスは新型という未知のもので、だからこそはじめは慌てふためいた感がありましたが、時間がたつにつれ、致死率はそれほど高くないということがわかってきました。
これが一番重要なことです。
国や時期により、感染者数や死者数も違い、その割合にも違いはありますが、感染した人の80%が軽症であり、重症化してもほとんどの人が回復をしています。
それでも不安だと感じる人へー
・インフルエンザや普通感冒と同じく、罹らない注意を怠たらないこと。
・罹っても、自己免疫力で回復すると理解し、安定した生活を送ること。
これはすべての感染症に共通することであり、これが現段階の最大限の人間の手段となります。
重症化して、肺炎を起こすまでに至らなければ、しつこいだるさや咳などはあるものの、普通感冒とそれほどの違いはないという実際の感染者の経験談も聞こえてきています。
ウイルスを封じ込めることはできません。
受け入れても高い危険がないのであれば、平常心で生活することを優先するべきだと思います。
未知のウイルスだった新型コロナウイルスは、時間の経過により未知のものではなくなってきています。
やがて人類は、もっと高致死率の未知のウイルスと対峙する可能性があるはずですから、その時のためにも冷静に状況判断をしてください。
国としての動き
ここは私見になりますのでご了承ください。
オリンピックがあるということは諸々の判断をするうえで、切ることのできない大きな材料であったことは事実だったはずです。
数年にわたる時間と財力をつぎ込んだこの一大イベントの成功を、まずは念頭に置かなければなりません。
日本における新型コロナウイルスの感染者が少ないのは、多くするわけにはいかない政府の裏工作があったからこそと、私は考えています。
その代表的なものとして、他国からも疑問視されているPCR検査の過少具合。
他の国のように多くの検査を行えば、中国に近く、中国人も相当数が訪れる日本の感染者は、現在発表されている数では済まないはずです。
検査の精度云々の問題ではなく、検査数を抑えることで、感染者の絶対数を減らし、まずは国外に日本が安全な国であると示すことは必要でした。
検査を抑えるこの工作は徹底されていて、おそらく今後も、韓国やアメリカのようにドライブスルーで誰でもできるということにはならないはずです。
そしてこれは、功を奏していると私は考えています。
現時点で感染者の数はおそらく相当数あり、たとえ軽症であっても陽性とされれば、医療機関の負担は増え、すぐにパンク状態になります。
感染したとしても、検査をしなければコロナ患者とは認められないため、普通感冒とみなされ自宅静養です。
治療法が確立されていない今の状況では、陽性患者であっても、軽症ということなら静養先が病院か自宅になるかの違いだけです。
ただ、隔離されていない分、自宅静養は周囲への感染率が高まりますが、80%が軽症で済むということなので、これには目をつぶるしかないという判断です。
オリンピックがあるということで、政府はこの工作の道を選んだわけですが、これが結果的にコロナウイルスを国民に静かに浸透させ、やがてパニックを起こさずに収束をさせていく最良の道になったのではないか。
あくまで私の推測です。
まとめ
まだ収束はしていない騒動ではありますが、個人の見解ではもうそれが見えてきている気がします。
全般的にウイルスは湿度には弱いとされています。
空気中に漂うウイルスは、水分の重みがあればすぐに落下してしまうからです。
コロナウイルスも例外ではないという記事も目にしました。
ここ数か月の中で、人間として、国民として、ひとりひとりがもう少しだけ賢くなることが必要だと感じました。
まずはしっかりと敵を知ること。
何が正しいことで、大事な家族を守るために、自分はどうすればいいのか。
正しい知識があり、正しい行動をとっていれば、他人をむげに非難することで自分の立ち位置を確立しようとは思わないはずです。
物事の成り立ちを理解すれば、人や物の動きにも納得ができます。
そうすることで少し先にあるものが見えてくれば、踏み出そうとする位置に自信が持てるはずですから。
賢く生きることを、次の世代にも伝えていきましょう。
最後にひとつだけアドバイスです。
マスク不足が問題になっています。
マスクが必要か不要かは意見が分かれるところですが、日ごろから鼻炎の症状がある人は、マスクをしたほうがいいようです。
鼻炎患者は口呼吸の割合が高く、ダイレクトに喉咽頭にウイルスを送り込んでしまいます。
鼻呼吸をしている人は上咽頭でウイルスを検知して、免疫発動の信号を送るので、ウイルスに対する備えが口呼吸の人よりも万全になるのです。
というわけで、鼻炎で口呼吸が多い人は、マスクはウイルス予防になると考えられます。