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新型コロナウィルス騒動の行く末

思いがけず、この話題がつづくことになりました。

これほど長引くとは思っていなかったので、正直驚いていますが。

 

3月24日、オリンピック延期が決定となった直後から、国内の感染者数が大きく動き始めました。

3月23日と延期発表後の25日では、感染者前日比が2倍以上になっています。

真面目な国民は、みなが3連休で浮かれていたからだとか、帰国者が多いからだと踊らされていますが、すべてはオリンピックの件が片付いたから。

ここまであからさまな露呈はないですね。

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久米さんもおっしゃられていますし、これが自然な考え方のように感じます。

headlines.yahoo.co.jp

しかし私は、決してこの検査数の過少コントロールを悪いこととは思っていません。

むしろ、このおかげで医療崩壊は防げ、それによる死者の増加も防げたと考えられます。

PCR検査をすればするだけ、陽性者が増え続け、医療機関には問い合わせのみの患者から、かなりの重症者までが一気に押し寄せてしまうことは想像がつきますから。

 

こうして、今まですでに相当数いたであろう感染者が、にわかに増えたような報道をされたことで、感染者たたきをする人たちも多いようです。

あるコミュニティサイトで私が載せたコメントです。

ついこの間までは感染源が春節の中国人、次にライブハウス、今は帰国者。
皆、情報に踊らされて、そういった人たちを責めますが、ライブハウスや帰国者は感染経路が特定されていてわかりやすいだけ。
なにしろ相談窓口が帰国者・接触者センターですから。
きちんと紐づけした人だけが感染者として挙がってくるだけなんです。
怖いのは完成経路が分からないその他大勢の人たち。
陰性も陽性も含めて。
オリンピックも延期になったので、延期の憶測の動きがあった数日前からドコモのコールセンター、そして昨日も感染経路不明者がぞろぞろ出てきました。
志村けんさんも、オリンピックの発表後に報道。
テレビ局やら政治家やらの感染者がこれまでゼロであるわけがありません。
随分前ですが、イギリスの方が出席した会議に、中国人が同席していただけの状況で、この方が感染してしまい、そのままイギリスに帰国し、11人に移してしまったという報道がありました。
それほどの強い感染力なのに、現段階で首都圏ににこれだけしか感染者がいないということが不思議です。

低レベルなやり取りは不毛です。

政府に踊らされ、報道で踊らされ、誰かをたたくことで自分を正当化しても、何も生まれません。

他人の言動を気にして責めたり、自分を正当化することに躍起になっているよりも、今自分たちが置かれている状況をしっかりと把握して、どこに着地点を持っていくのかをひとりひとりが真剣に考えるべきです

国がどう動き、どうするのが正しいのか。

自分たちがこのウイルスとどう向き合っていくのか。

 

 

誰もがみな口々に終息という言葉を使いますが、新型コロナウイルス感染症に果たして終息はあるのか。

そもそもその終息とは何を、どこを意味するのでしょうか。

WHOのテドロス事務局長さんの「検査、検査、検査!」の連呼は記憶に新しいことです。

「検査、検査、検査!」ならぬ「考えろ、考えろ、考えろ!」。

答えが出るか、ひとつになるか、それはわからないけれど、それでも考えるべきです。

どんな問題においても、時間をかけて出した答えには納得ができるものですから。

 

 

さてそれでは、コロナ感染症の終息について考えてみたいと思います。 

まずは、日本の2月までのコロナウイルス騒動の変遷を簡単にまとめてみました。

 

2019年11月          中国武漢で発生確認

2019年12月末         WHOに報告

2020年1月16日          武漢に滞在していた神奈川の男性からウイルス検出

2020年1月23日    中国政府が武漢を封鎖

2020年1月24日~30日 中国春節中国国内では新型肺炎により、中国人旅行者は50%の                                                      激減。来日中国人も3割減。

2020年1月28日    6例目として中国人観光客を乗せたバス運転手から検出

             武漢の日本人を乗せた政府チャーター機第1便が到着

2020年2月3日      クルーズ船ダイヤモンドプリンセス号が横浜港に着岸 

2020年2月22日    北海道で感染者が18人確認

2020年2月29日    大阪のライブハウスで感染した患者が発覚。

             これをきっかけに「クラスター感染」という言葉が使用される

 

現在ではオーバーシュート=感染爆発、ロックダウン=首都封鎖などの今まで聞いたこともない横文字が連呼されています。

その威力に必要以上に怯えてしまう国民感情もありそうですね。

1月中旬に、初めての感染例が国内で発生してから、すでに2か月半が経過しています。

その間日本国では、国民目線からすると、ほぼ大きな対応をしていないように思えます。

国としては感染者数、死亡者数がそれに値しなかったからでもあり、オリンピックのために対応ができなかったからでもあります。

急激に増えてきた感染者数に、国民は恐怖を感じています。

現在の国民の要望は、「緊急事態宣言」の発動です。

他の国の大都市のように人の流れを封鎖し、人が外に出ない状態を作り上げることを求めています。

しかしながら、現時点では、それをするに値しない状況であるということで、宣言の発表はありません。

確かにこの宣言をして封鎖をしたところで、アメリカやフランスのような強制力がないことから、はたしてそれが本当に終息につながる有効手段なのかは疑問です。

何より、経済を回しながらという方針を重視しているというよりも、封鎖をした時の損失を補填する財力が日本にはないのではないかと考えています。

封鎖をして、仕事ができない人に給料の8割を保証するフランスや、全国民に現金支給をしたアメリカ。

日本が封鎖も大きな対策も打てないのは、財政難という理由があるようにも思えます。

なおかつ、操作しているかもしれないけれど、欧米ほど悲惨な状況になっていない感染者や死亡者の数字もある。

この不思議なまったりとした国の動きで、騒動の終息を迎えられるとしたら、これは「神の国日本」という以外、説明のしようがないと思われます。

 

何がこの騒動を止めるのか。

このあたりでこの記事自体も収束をさせていきましょう。

◎ワクチン、治療薬・・少なくとも1年後

◎集団免疫・・獲得するには6割の感染者が必要 

◎ロックダウンなどの国の動き・・要請のために効力は弱く、保証もないためにただ不況になる

すべての方法で終息する100%の確証はなく、デメリットも多いことになります。

ただ、このままの状況であれば、集団免疫に頼ることが自然の流れになりそうです。 

検査せずのコロナ患者と思われる人たちが、すでに首都圏に相当数いるという想像通りであれば、前回記事にした抗体検査が、非常に明るい材料になると考えられます。

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通常のウイルスであれば、無症状であろうが、軽症であろうが、一旦感染して、体内で免疫機能がウイルスに勝てば、同じ病原体に対抗できる抗体ができます。

すでにこの抗体を持った人が首都圏では数多くいるはずだと私は考えています。

抗体検査キットについてわかりやすい記事がありました。

■抗体検査(検査キット)とは?

検査キットの原理は前回解説した通りである。

15分で検査結果が出る「新型コロナウイルス抗体検査キット」とは?(柳田絵美衣)

検査キットで調べる「抗体」は、ウイルスが体内に侵入した際に、体内で作られる物質である。異物が体内に侵入した際に、異物に対して特異的に反応する蛋白質(抗体)を産生する。産生された抗体は、同一の異物が再度侵入してきた際に、その異物に対して抵抗する能力を発揮する。IgMは異物(ウイルス)侵入の初期に出現し、他の物質とともにウイルスを中和する。その後、IgGが出現する。IgGはその異物に対して長期的な免疫を提供する役割を持つ。

画像

つまり、抗体を調べることで「感染したのか」ということを確認することができる。IgMが出現していると、感染して間もないことを示し、IgGが出現していると過去に感染し、ウイルスに抵抗する抗体をすでに獲得していることを確認できるのだ。

https://news.yahoo.co.jp/byline/yanagitaemmy/20200403-00170989/

この検査をして出てくる免疫の種類はIgMとIgGとふたつあり、IgMはウイルスが侵入して間もないことを表し、IgGはずいぶん前に感染してすっかり抗体ができていることを表します。

通常のウイルスでは、抗体を持っていれば、人に同じ病気を移すこともなく、自身も同じ病原体なら感染することはありません。

コロナに関しては、サルの実験では、それが確認できたということですが、絶対の確率ではないようです。

抗体検査をして抗体を持っていれば、感染することもなく、すでに症状もなく3週間ほど経過していれば、周りに移すこともありません。

こういった抗体を持った人たちが6割になると、集団免疫と言って、感染していない人を守るようになるのです。

しかし、ここで単純に喜べないこともわかってきました。

免疫機能には、自然免疫と獲得免疫とがあり、ヒトの体はまず自然免疫で病原体に抵抗する仕組みになっています。

抗体は、獲得免疫が動いて記憶されることでできるものであり、自然免疫で病原体に勝ってしまうと、抗体がつくられることはないというのです。

となると、今回のコロナウイルスで、ごく軽症で症状がおさまってしまった場合は、抗体ができていない可能性もあるということになります。

抗体を持っているかどうかを抗体検査で確認することは必要だと考えられますが、抗体ができている人数が果たしてどのくらいなのか、期待値ほどにはならないかもしれません。

 

このウイルスの厄介な点は、通常のウイルスよりも生き延びる期間が長いということ。

一般的にウイルスは細胞を持たないので、何かの細胞にくっついて増殖しますが、そうでないウイルスは数時間のうちには死んでしまいます。

ところがコロナウイルスは72時間生き延びているという報告もあり、それが感染力が強いと言われる原因になっています。

ヒトの体に入り、活動する期間も長く、多くは2週間ほどで免疫機能により死滅しますが、1か月ほど続く場合もあるようで、これもまた厄介な点です。

北半球がこれから気温が高くなり、一般的にウイルスが活動しにくい条件になったとき、収束があるかもしれませんが、このしぶといウイルスの特性から、南半球でこの間感染が広まり、また北半球に次のシーズンに移動するということが繰り返されるのではないかと考えれます。

その繰り返しで、次第に浸透していき、消滅になっていくのではないでしょうか。

 

集団免疫獲得もできず、感染者を減らすこともできない今の状況を、大きく変えることは難しく、基本的にはこの感染症が浸透していくのを待っているしかないという結論です。

このウイルスは長くくすぶり続け、やがて浸透して、インフルエンザ化するというのが私の予想です。

現段階での予想は、収束はあるが、終息は無しということになります。

人類が慣れていくことで、日常が取り戻せるのではないでしょうか。